塾長ブログ

勉強は「楽しく」「長く続けられる」方法で。

生徒を「見習い勇者」「一人前勇者」と表現しました。そう、私はRPG(ロールプレイングゲーム)が好きです。

勉強はつまらないものでしょうか?いやいや、ゲームのように楽しくやる方法はあります。何より、飽きずに長く続けられることが大切です。

ラスボスを討伐(志望校に合格)する、君の物語。私はそれを支えていきたい。

「塾長ブログ」では、そういった私の思いや学習に関する新情報などを紹介します。

 

令和3年9月分

 ここに記述する内容は、あくまで私の個人的な見解であることをご承知おきください。

 ここでは、「どうしたら子どもが勉強をするようになるのか」というテーマについて、私の考えを述べさせていただいています。

 先月は、コミュニケーションモニターの改装に時間を要したため、休載しました。そのついでに、今回はいつものテーマをちょっとお休みして、ともえ塾のコミュニケーションモニターについてお話ししたいと思います。

閑話-ともえ塾コミュニケーションモニターについて

 ともえ塾は、国道202号福岡外環状道路の交差点に面した場所に建っています。住宅が多い場所なので、通学中の小中学生が信号待ちで立ち止まるような場所です。私は、塾を建てるときに、この立地条件を活かして、塾のアピールができるようなモニターを設置したいと考えておりました。

 以下、モニターの設置とコンテンツの作成について、お話しします。

1 法的規制について

 福岡市には、屋外広告物の規制に関する条例があります。この条例の適用を受ける場合、事前申請等が必要になったり、設置不可となることもあります。

 ともえ塾のモニターは、建物の壁のはめ殺し窓に内側から密着させて置く形態です。市の規制当局に確認したところ、このような形態は「窓面広告物」と呼ばれ、当該条例の適用を受けないとのことでした。

2 モニターの選定について

 広告用なので、大画面であることは必須ですが、屋外に向けて表示するものであるため、モニターの輝度が一番重要な要件となりました。

 例えば、スマホを屋内で見ていて画面が暗いと感じることはないですが、晴天の日に外で見ると暗くて見えづらいです。スマホの画面の輝度は最高700カンデラ前後、家庭用テレビは350~700カンデラ程度と言われています。駅構内や飲食店入口などに設置されている屋内用の宣伝モニターは500~1000カンデラ程度だそうです。

 モニターは建物の南側の壁面に置くため、日差しの強い時でもきちんと見えなければ意味がありません。ネット情報を調べまくり、明るい屋外で視認するには、1200カンデラ以上必要であることがわかりました。

 1200カンデラ以上のモニターというのは、市販品では機種がかなり限定されます。大画面ということも考え併せれば、安い買い物ではありません。

 購入後に「画面がちょっと暗かった」というような後悔だけはしたくないと思い、その時点の市販品で最高輝度のものを買うことにしました。

 購入したのは、NEC MultiSync LCD-X554HBという機種です。55型、最大2700カンデラというスペックです。

 設置した結果は、納得できるものでした。見る位置によっては、はめ殺し窓のガラスの反射で画面そのものが見えづらいことがありますが、屋外の明るさに負けていないので満足しています。

3 コンテンツの作成について

 コンテンツは、全て自作のアニメーションです。1つ1つのコンテンツは1分、2分、3分丁度で作成しており、それをメディアプレイヤーで時間管理して再生しています。

 モニターに表示するアニメーションは、Adobe社のAfter Effects(有料)で作っています。ネットで調べれば、他にも優秀な無料ソフトが見つかりますが、そういう無料ソフトで動画の作り方を練習した後、After Effectsに落ち着きました。私程度の使い方なら、無料ソフトとAfter Effectsで大きな差はないと思いますが、After Effects が入っているAdobe Creative Cloudには、Photoshop(画像編集)やDreamweaver(ホームページ作成管理)など、他に使えるソフトがありますので、After Effectsで良かったと思っています。

 アニメーションに登場する生徒のキャラクターは、CLIP STUDIO(有料)で作成し、Live2D(有料)で動きをつけていました。「いました」と過去形で書いているのは、今回の改装で別のソフトに変更したためです。

 まず、CLIP STUDIOとLive2Dについてお話しします。生徒に手書きでキャラクターのイラストを描いてもらい、それを基にキャラクターを忠実に作成して二次元で動かすのであれば、これら2つのソフトが最も優秀であると思います。これも購入前にネット情報を調べまくり、使っている人が多い=動画解説が多いことなどを判断材料として選定しました。手間をかけるほど綺麗にできあがるので、思ったとおりのキャラクターができて、動かせたときは感動しました。人間型ではないキャラクターでも、ちゃんと作ることができました。

 しかし、生徒がレベルアップした時に、ご褒美で装備やアイテムを付与していこうと考えていますので、その都度、キャラクターごとに手間をかけていくのは大変です。また、今後、生徒が増えることを考えると、これら2つのソフトを使って生徒のキャラクターを管理していくのは難しいと考えるようになりました。

 そこで、今年の夏、ネット情報を調べまくり、3Dのキャラクターの方が管理が楽であるとの結論に達し、8月中に別のソフトに移行しました。

 今使っているのは、キャラクター作成がVRoid Studio(無料)で、動きをつけるのはVRoid Studioと3teneFREE(無料)です。

 これら2つのソフトは、おそらくまだ完成版ではなく、開発続行中のもののようです。そのため、機能はまだ万全ではないようですが、現在、自分がやっていることに使うのには十分です。これら2つのソフトでは、人間型のキャラクターしか作れませんが、新規キャラクターの作成や、装備やアイテムの付与は、すごく簡単になりました。

 私は、コミュニケーションモニターのコンテンツ作成やホームページの管理など、すべて一人でやっていますので、塾を長く続けていくためには、やりたいと思ったことを無理なくできるようにしておくことが何よりも重要です。

 これらのことを外注すると、お金もかかるでしょうが、時間的にすぐできないだろうし、思っていたのと違ったりすると、そこもストレスになってしまいます。

 これからも、一人でやれるということを前提として、改良を重ねていきたいと思います。

 今回は、ともえ塾のコミュニケーションモニターについてお話ししました。