令和3年12月分
ここに記述する内容は、あくまで私の個人的な見解であることをご承知おきください。
ここでは、「どうしたら子どもが勉強をするようになるのか」というテーマについて、私の考えを述べさせていただいています。
テーマ:どうしたら子どもが勉強をするようになるのか
④やり続けていくモチベーションを保つための工夫 ー ともえ塾で実施していること[その8]
前回は、「称号ミッション」のうち、②英文書き取りについてお話ししました。
<称号ミッション>
①トランプ算
②英文書き取り
③都道府県庁所在地テスト
④タイピング
⑤語呂・関連ワード
⑥25ゲーム
今回は、③都道府県庁所在地テストについてお話しします。
ペーパーテストではおもしろくないので、対抗戦の一環として実施しています。
内容は名称どおり、都道府県名と都道府県庁所在地を正確に書けばよいのですが、ゲーム性を高めるために、次のようなルールとしています。
1.ゲームの流れ
日本地図上で各都道府県に割り当ててある番号を講師が選定して出題し、講師に指名された解答者が都道府県名と都道府県庁所在地を正確に書けば正解とする。間違えた場合は、その解答者は棄権となり、正解が出るまで順次、講師が解答者を指名していく。
2.問題の選定
講師がスマホアプリの乱数機能を使って、都道府県番号(1~47)を選定する。したがって、問題はランダムに出題される。
3.解答者の指名
これも講師がスマホアプリの乱数機能を使って、解答者を指名する。問題ごとに解答者を指名するので、同じ解答者が続く場合もあれば、なかなか出番のない生徒もいる。
4.ゲームクリアの判定
全都道府県を出題し終わったときに、棄権にならずに生き残った生徒は全員クリアとなる。
5.称号のランク
銅 条件:クイズ生き残り成功1年目 称号:「都道府県庁所在地を学びし者」
銀 条件:クイズ生き残り成功2年目 称号:「都道府県庁所在地を修めし者」
金 条件:クイズ生き残り成功3年目 称号:「都道府県庁所在地を博く識る者」
全く同じ問題で3年間、毎年1回実施することとしています。都道府県名と都道府県庁所在地は、一度きちんと覚えてしまえば、知識として残っていきますので、1年生のときにクリアできたのであれば、その後、2・3年生のときも当然のようにクリアできるはずです。つまり、銅・銀・金のどの称号まで獲得できるかというのは、何年生の時点で本気で覚えようとしたか、ということと同義だと思います。
都道府県名と都道府県庁所在地は、社会人になってから間違えると恥ずかしい思いをするレベルの一般常識です。中学生のうちに、一度きちんと覚えておくべきです。
なお、以前お話しした対抗戦(クイズ大会)やこの都道府県庁所在地テストの画面は、PowerPointで作成しています。アニメーション機能を使って、出題する問題を表示したり、パネルの色を変えたりしています。完全に自作なので、私が操作ミスをすると解答者が答えを出す前に正解が表示されたりしますが、そこは愛嬌で。
今回は、「称号ミッション」のうち、③都道府県庁所在地テストについてお話ししました。
今年も昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染症の影響がありました。緊急事態宣言発令期間中は、夜間の外出自粛の徹底に合わせ、授業時間を短縮するなどして対応せざるを得ませんでした。 今でこそ、感染状況がかなり落ち着きましたが、変異株の出現などまだまだ油断できません。何より、受験生のいる家庭では緊張が続いているものと察します。
かつての日常を取り戻せる日が、一日も早く来ることを願っております。
皆さま、よい年をお迎えください。