令和4年1月分
ここに記述する内容は、あくまで私の個人的な見解であることをご承知おきください。
ここでは、「どうしたら子どもが勉強をするようになるのか」というテーマについて、私の考えを述べさせていただいています。
テーマ:どうしたら子どもが勉強をするようになるのか
④やり続けていくモチベーションを保つための工夫 ー ともえ塾で実施していること[その9]
前回は、「称号ミッション」のうち、③都道府県庁所在地テストについてお話ししました。
<称号ミッション>
①トランプ算
②英文書き取り
③都道府県庁所在地テスト
④タイピング
⑤語呂・関連ワード
⑥25ゲーム
今回は、④タイピングについてお話しします。
タイピングは、受験や勉強の成果には直接の関連はありません。しかし、社会に出てからはもちろん、勉強やゲームにさえ役立つスキルです。
誰もがスマホを持つような時代になり、親指だけのフリック入力でどんどん文字を打てる人もいますが、社会一般の仕事の環境としては、現在そして当分の間、キーボードでタイピングするというのは変わらないと思います。
タイピングの速さが、仕事の能力と比例するわけではありませんが、仕事の能力を支える重要なスキルであることは間違いありません。
というわけで、称号ミッションにタイピングを加えています。
称号の判定に困らないように、タイピング練習ゲーム「寿司打」を使っています。
このゲームにはいろいろなモードがありますが、基本の「普通 お手軽3,000円コース」を利用しています。回転寿司の要領で、寿司ネタが左から流れてきます。その時、画面中央に文字数2~7文字の言葉が表示されますので、寿司ネタが右に消えるまでに、表示された言葉をタイピングできれば、その寿司ネタを取ることができます。難度によって皿の値段も違っており、100円、180円、240円、380円、500円の皿があります。制限時間60秒間のうちに、3,000円の食べ放題でどれだけ得できるかを競う、というゲームです。
称号のランク
銅 条件:寿司打 普通 お手軽3,000円コース ゼロ円以上
称号:「タイピング上手の高木さん」
銀 条件:寿司打 普通 お手軽3,000円コース お得1,000円以上
称号:「光速の打鍵紳士、淑女」
金 条件:寿司打 普通 お手軽3,000円コース お得2,000円以上
称号:「タイピングネ申」
私自身は、銀相当だったり金相当だったりですが、タイピングの速さに全く不自由しないレベルだと思っています。これまでの自分の仕事を思い返しても、タイピングは本当に有用なスキルだったと思います。銀や金の称号を獲得できれば、社会に出てパソコンで仕事をするのに不自由はないレベルだと思います。
タイピングは、ほとんどの人が我流ではないでしょうか。もちろん、それで速さが足りていれば問題はありませんが、何事も正しい方法を知って、身につけることが習得の近道です。
私が大学生の頃、「ワープロ」がようやく普及し始めました。その時の友人が、タイピングの正しい方法を教えてくれました。卒業論文が手書きの時代でしたし、私自身はワープロを持っていなかったのですが、将来的に使えるスキルだと思ったので、上手くなりたいと思って、教えてもらったとおりに練習しました。この時習得したスキルが、今も自分を支えてくれています。
生徒にもタイピングの正しい方法を説明しましたが、生徒にとってはゲームでハイスコアを出す感覚でしかないようで、結局、我流のままなので、なかなかスコアが伸びません。
上手くなりたいと思って練習するというのは、勉強にも通じるところがあると思います。
今回は、「称号ミッション」のうち、④タイピングについてお話ししました。