塾の特長
1.「どのように理解すればよいか」がわかる
机を思い浮かべてください。「授業を聞く」というのは、この机の上に学習内容のメモを置いていく作業です。授業を聞き流している人は、メモを乱雑に置いてしまっています。これは、「聞いたことがあるかどうか、わからない。」という状態です。これでは、すぐにメモを使うことができません。
しかし、すぐ使えるようにきちんと並べていても、毎日の授業で、次から次に新しいメモがやってきます。そして、時間が経つと、下にあるメモは見えなくなってしまい、記憶から消えてしまいます。
記憶しておくためには、メモを引き出しに入れる必要があります。しかし、乱雑に入れてしまうと、すぐに取り出すことができません。これは、「聞いたことはあるけど、何だったっけ?」という状態です。
しっかりと記憶して、必要に応じて取り出すためには、引き出しを分類して、整理して入れていく必要があります。しかし、中学校3年間で学習する内容は、小学校6年間と比べて格段に量が多いので、すべての内容をただ細かく分けて暗記していけばよい、というわけではありません。
そこで、メモをまず、「理解すべき事項」と「覚えるべき事項」に分類します。そして、「理解すべき事項」は自分が納得できるレベルで理解してから、メモを引き出しに入れます。また、「覚えるべき事項」は語呂合わせ等で関連付けをしてから、メモを引き出しに入れます。
クラスにいる、「あいつ、頭イイ!」と言われている人は、これが無意識にできている人だと思います。
しかし、意識して取り組みさえすれば、これは誰にでもできることです。
そのカギとなるのは、「理解すべき事項」と「暗記すべき事項」を仕分けすることと、「理解すべき事項」をどうやって自分が納得できるレベルで理解するか、の2点です。
ともえ塾では、学習内容を「理解すべき事項」と「暗記すべき事項」に仕分けした資料を用いて、「理解すべき事項」について、「どのように理解すればよいか」をわかりやすく説明します。
2.自宅学習で実力を培う
家にいて、保護者から「勉強しなさい」と言われた経験は、誰にでもあるでしょう。それで問題集を渡されても、やらないか、長続きしないパターンが多いと思います。
ならば、自宅学習は、ともえ塾で配付された資料を、毎日、ノートに1ページ書き写しましょう。30分で終わります。この作業で、「理解すべき事項」と「暗記すべき事項」が、仕分けされながら引き出しに収納されていきます。ひと通り書き終わったら、2周目へ。2周目以降は、自分の中にできた引き出しの中身と照合しながら書くことになるので、記憶が定着していき、自由自在に引き出しを使えるようになっていきます。
また、毎日書き写すことにより、写経と同様、集中力を高めたり、字が上達する効果も期待できます。
3.目標に対する現在位置が常に確認できる
公立高校入試に限らず、多くの試験は競争試験です。定員数までの成績上位者が合格します。そして、合格の可能性を評価する指標として偏差値が使われています。
偏差値は有用な指標でありますが、私は、偏差値とは、目隠しで山登り競争をして、時々「現在の1位はAさん、2位はBさん、あなたは何位」と言われるようなものだと考えています。つまり、ごく一部の成績上位者を除けば、自分が今、どこまで進んでいたかはわからず、その時の順位がわかるだけです。そういう意味で「目隠し」という言葉を使いました。
私は、生徒の皆さんに「目隠し」を外していただきたいと考えています。中学生の3年間、公立高校の志望校合格を目指して勉強をしていく中では、時々実施される試験での順位よりも、志望校合格に必要とされる学力が今どれぐらい身についているかの方が大切だと思います。「目隠しを外す」とは、目標に対する現在位置が常に確認できるという意味です。
ともえ塾では、塾内での順位をつけるための試験はやりません。生徒一人ひとりがどれだけ学力を身につけたか確認するために、「レベルアップミッション」に取り組んでいただきます。
これは、塾内で解く問題に、難易度に応じた「経験値」を割り当てており、正解して経験値を貯めることで、自分のアバターがレベルアップしていく仕組みです。生徒の皆さんががんばった成果を、塾舎外壁のコミュニケーションモニターに表示しています。